宇宙兄弟と俺とジョーカーズ
以前のこの記事で、小山大先生の漫画の書き方について後述すると言っていたのに関わらず、完全に無視してしまっていた。申し訳ない。
そこで、宇宙兄弟の良さを振り返ると共に、宇宙兄弟についてのインタビュー記事を探りつつ、独自考察に耽りたいと思う。
まずはこの記事。
JAXA|川村元気 兄弟の絆を深める理屈ぬきの宇宙への憧れ!
映画・宇宙兄弟をプロデュースした川村元気さんへのインタビュー記事。読んでみると驚き。
第1話を読んで「面白い!」と思ったのが第一印象
コミックの第1巻が出版された頃に、映画化のオファーを出したんです
この時点で卒倒。かっこ良すぎ!漫画を見る目がすごすぎ!
野口聡一宇宙飛行士になぜ宇宙へ行きたいのかを聞いたとき、「フロンティア精神です」という答えが返ってきたのですが、それって要は「行ってみたい、見てみたい」ということに尽きるんだなと思ったんです。最初は理屈ぬきで「宇宙へ行きたい」と思い、医療研究などのアカデミックな理由や意義が後からその想いを補完していく。
そして、ここ。
理由なんてない
理由なんてない。そりゃ、後でこじつけは必要かもしれないけど、最初は「理由なんてない」。いまの自分に直接問いかけているように感じた。
宇宙を壮大にみせるために、地球を実際よりも大きく見せた。というところもすごくいい。映画に対する愛というか、表現の自由さ、おもしろさを感じた。
なぜ愛される? プロデューサーが語る『宇宙兄弟』の魅力|ニュース@ぴあ映画生活(1ページ)
次は、これ。
六太と日々人はスーパーマンではないんですけど、人に何かを与えることができる。それこそが武器なんですね。
うおおおおおおおおおおおおお!!!
僕はテレビシリーズの時からスタッフの人には『原作に描かれていることは落とさないでくれ。足すことはあっても、削らないで』と言い続けてきたんです。
うおおおおおおおおおおおおおおおおうひょおおおおお!!!
事実を組み込む強さ、井上雄彦とのエピソードも。映画『宇宙兄弟#0』永井プロデューサーに聞く1 - エキレビ!(1/4)
というか、この映画の存在を知らなかった。反省。今週中にみる。
この記事に書かれている、小山大先生のこだわり。面白さやリアルさの理由。
小山さんって、実際にあったことやエピソードを組み込んでストーリーを作るのがとても巧い方なんですね。実際に『宇宙兄弟』の原作でも、これはあの時のこういうエピソードが元、っていうのが結構あるそうなんです。たとえば……1巻で宇宙飛行士の毛利衛さんが少年時代の六太と日々人の背中に手を当てている場面があるんですが、あれは、小山さんが井上雄彦さんと一緒に写真を撮ったときに実際に井上さんにされたことなんだそうです。
最高だぜ、宇宙兄弟。