宇宙兄弟と俺とムッタとヒビト

こんにちは。ゴールデンウィークですね。

たまたまアニメ論表の記事を発見して読んでいたら、とてもとても現在のアニメについて語りたくなってきた。

ということで、備忘録も兼ねて、更新したいと思う。



宇宙兄弟

という作品をご存知だろうか。数年前に大ブレイクし、実写映画化もされた、天才・小山宙哉氏の作品である。

私はいまさらながら、この作品にどっぷりとハマった。

どれくらいハマったかというと、中学生が一日の中でおっぱいのことを考える時間の割合と同じくらい私も一日で宇宙兄弟のことを考えているくらいだ。

これは、相当だよ。


なぜ宇宙兄弟はおもしろいの?どこが?

では、なぜ私はこんなにも宇宙兄弟という作品にハマったのだろうか。簡単に、3つのポイントに整理してみた。

1、登場人物の良さ
JAXA」や「NASA」はじめ、「ジダンの頭突き」など、実在のできごとを織り交ぜて作られたリアルな物語には定番なのかもしれない。しかし、全ての主要人物が熱いことは間違いないだろう。

登場人物一人一人が揺るぎない“夢”を持っている。

それをリアルな回想などを交えて、丁寧に表現している。みていてこれほど気持ちいいことはない。


2、心にしみる名言。1話1話の圧倒的完成度

あなたの金ピカは何?

私の夢は、年を取らない

宇宙兄弟には、心にしみる名言が散りばめられている。それに、「ずーんと響くものが多い」。
そして、ムッタやヒビトが困難を前向きに捉えて、突き進んでいるのをみると、もう思わずにはいられない。「おれも向上しよう」と。

また、宇宙兄弟は1話1話の完成度が圧倒的に高い。落語のように、オチがしっかりしている。練りに練られたストーリー。分かりやすく、気持ちがよく、深い伏線。圧倒的な服せん回収率。某死神漫画とは一線を画するところだ。

それは、なぜだろう?それは、小山大先生が綿密に練られたストーリーを削って凝縮して1話を作っているからだ。これについては、後述する。


3、小山大先生の魅力
株式会社コルクの代表であり、宇宙兄弟の編集者だった佐渡島氏は「小山先生が人として好き。尊敬している」という風にインタビューで答えていたのを拝見したことがある。

宇宙兄弟を読んだことのある人は感じるのではないだろうか。

この言葉ひとつひとつ、表現一つ一つ、小山先生の人間性が現れていると。漫画家は表現者だ。革命者だ。


以上、簡単に、宇宙兄弟の良さをまとめてみた。