宇宙兄弟と俺とケンタッキーフライドチキン

やあやあ。ケンタッキーからお届けするよ。

宇宙兄弟シリーズ第三弾。なぜ宇宙兄弟がおもしろいのか?ということを、今回はあの佐渡島さんのインタビューを中心にお送りする。
以前の記事はこちら。kokoropyonpyon.hatenablog.com
kokoropyonpyon.hatenablog.com

dilemmaplus.nhk-book.co.jp
佐渡島さんの小山先生に対する愛と、優れた作品を見抜く力、編集者としてプロモーションをいかにするかという、現代の編集者の鏡のような仕事をされている。りすぺーくと!


blogos.com
この記事は、宇宙兄弟で登場するALSという病気をきっかけに本来のテーマから物語を見つめている素晴らしい記事である。

残しておきたい言葉はこちらである。

宇宙兄弟は、幼少時代にともに宇宙飛行士になることを約束した兄弟の話です。先に弟が夢をかなえ、兄は後から追いかけます。宇宙と家族がテーマ・・・

佐渡島さんによる、宇宙兄弟説明。「宇宙兄弟ってどんな話?」と聞かれたら、こう答えよう。

宇宙兄弟』を読んでいると、身近な疑問が解決されるんですよね。小山さんにはっきりと話しているわけでもないし、小山さんだって意識していないと思うんですけど、自分の人生で気になっていることが、答えとしてでてくる。「そうそう、こういう人間の感情を知りたかったんだ!」って。

まさにそうや・・・!!

宇宙兄弟』って決め言葉がすごいじゃないですか。私、好きなセリフを携帯で撮って持ち歩いているんですよ。実は昨日から気分がすごく落ちていて(笑)。病人とたくさん会うので、たまに吸い込まれちゃうんですね。むしろ元気づけないといけないんだけど、やっぱりときどき落ちちゃう。そういうときに『宇宙兄弟』を読んで元気づけられているんです。あれって会議の中で決められているんですか?

いえ、小山さんが自分で考えているんですよ。毎回、どうやったらこの言葉が思いついたんだろうって驚かされます。

“It’s a piece of cake”ってセリフがありますよね。六太が「ぼくはダメ人間です」って英語でどうやって言うのかシャロンに聞いて返ってきた答えです。「ケーキひと切れ分の価値」ってことですね。でも本当は「楽勝だよ」って意味。あのセリフって小山さんに「英語で、朝飯前みたいな言葉を探してください」って言われて送った案のひとつなんですよ。それを小山さんは上手に使われている。どうやったらそんなこと思いつくんだろうってびっくりしました。

宇宙兄弟って、「ナラティブの書き変え」をしてくれる漫画だと思うんですね。ムッタはその天才。どんな窮地に陥っても発想を変えて、前向きに進んでいくでしょ。

It’s a piece of cake